カテゴリー : おいらはドラマー
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2009/04/21
ドラマー列伝:アール・パーマーさん その10
ようやく再開、アール・パーマーさん列伝(かかりすぎです:笑)
多分、彼のハリウッドのキャリアのなかでも最も大事な楽曲を。ライチャス・ブラザーズの”ふられた気持ち(You've lost that loving feeling)です。
僕と同じ年代の人は映画「トップガン」でトム・クルーズが唄う場面を思い出すかもしれません(ちなみに僕はMA−1というミリタリージャケにも彼自身にもなんの思い入れもないですが:笑)。
僕が最初にこの曲を聴いたのは、多分ホール&オーツの1980年の大ヒットアルバム「VOICES」に入っていたカバーだと思う。 ニュー・ウェイブ色強いこのアルバムのなかで、この曲が一種異様に聴こえたのを思い出します。彼らがフィリー・ソウルの流れを汲むブルー・アイド・ソウル・デュオだ、ということに気がつくのはもっと後のこと。中学3年生にはそんなことは知る由もありません・・・・。
ホール&オーツを初めて観る方へ。チャゲアスじゃないですからね!!
ガチガチな硬質ビートを嗜好していた当時の僕(そういう時代ですから:笑)はこの曲が大嫌いだった。朗々と歌い上げるアホみたいな曲だと思ってた。まるで風呂場で唄う演歌みたいで、洋楽の「よ」の字もないじゃん、って。
けどねぇ、「歳をとる」っていうことは素晴らしいことで。30歳手前くらいからこういうバリトン・ヴォイスの朗々と歌い上げる曲がグッとくるんですよね〜!あとはインプレッションズのジェリー・バトラーとかね。
そういえば、ニッポンにこういう声の流行歌が消えて久しいかもしれませんね・・・・。フランク永井以降に誰かいたかな?ん??ガクトか??というか全然下の音出てないし、空気が鳴ってないけど(笑)。
久しぶりに「フィル・スペクター・ボックス」を取り出して聴きましたが、あれですね。やっぱりフィレスの後期はまとめて聴くとキツイですねぇ・・・・。あの・・・・音が詰まりすぎて、かつ輪郭がぼやけすぎてアルバムで聴くとゲロが出そうになります・・・・・お腹一杯。やっぱりこういうのはシングル盤で1曲1曲堪能して聴くべきですね。
いつも思うのですが、ここまで音を詰めまくってガンガンにドラムにエコーをかけてしまうフィル・スペクターの頭の中には、一体全体どんな理想とする音が鳴ってたんでしょうかねぇ??
一般にスペクター・サウンド=エコーみたいに言われることがありますが、実はそうでもなく。これはオリジナル・モノ・シングル盤で聴くとよくわかります。エコーはステレオにリプレスした時の余計な作業のせいです。それよりも音を詰め込んで、ピークレベルを振り切るほど重なった状態のナチュラル・コンプの音のほうが特徴的です。それでも再生能力が優れているオリジナル盤ではヴォリュームを上げるとトップのストリングスの音がイヤというほど飛び込んできますが。
だからこの曲のアールさんのドラムへのエコーのかかり具合のほうが珍しいくらいです。
しかしまぁ圧倒的なドラミングだこと!!僕はサビへ向かう「BABY〜!」の後ろでバシバシ鳴ってるスネアの音にグッとくるのであります。これぞ「唄うドラム」なのですよ!!「おまえよ〜〜〜!!!!」という切実なる恋の気持ちを赤裸々にあおる音ではありませんか!!!
この機に幾度となく聴きなおしましたが、ホント完成された素晴らしい曲ですねぇ・・・惚れ惚れします。
この曲をかけると店にいるガイジン達は、百発百中カラオケよろしく熱唱しはじめます(笑)。我々にとってのジュリーの「勝手にしやがれ」みたいなもんですかね(笑)。
ではYouTubeを駆使しまして、音源を。
ライチャス・ブラザーズの動くお姿。
音をしっかり聴きたい方はこちらで。けどこれ、オリジナル盤音源じゃないなぁ・・・・。
忘れてました!!!!この曲をもっとも正しく理解して、そして最も素晴らしいパフォーマンスでこの曲を不朽の名作にしたお方が!!!
それは誰あろう、キング・エルヴィスでございます!!
これにはただただひれ伏すしかありません・・・・。
ラスヴェガス時代のキングをお笑いの対象にしか捉えていない一部の皆様、あなた方は人生の相当な部分で損をしているかもしれませんぜ(笑)。エルヴィスが死んだ時、ジョン・レノンが出したコメントは彼一流のアイロニーですから。
いや〜カッコいい!!!!!!
で、唄うますぎ!!!!!!!
ではご堪能あれ
2009/01/27
ドラマー列伝:アール・パーマーさん その9
アール・パーマー列伝もはや(というか、なんだかんだで4ヶ月目に突入しているのだ)9回目。まだまだ知らない彼のセッションが飛び出てきます。
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しかしまぁ、これだけ長い期間音楽というものを聞き続けていても、知らないものはゴマンとあるわけでねぇ・・・・。
今回ご紹介する1曲めも全く知らないです。存在すら知りえませんでした(笑)。
けど調べてみたら、1963年11月のNO.1ヒット曲。63年と言えば、米国で坂本九の”スキヤキ”が大ヒットした年です。マイ・フェイバリット・ソング、ルーフトップ・シンガーズの”WALK RIGHT IN”もこの年か・・・。ちなみにこの年のグラミー賞の”ベスト・ロックン・ロール・レコード”を受賞したのがこの曲だそうで。
ということでNino Tempo & April Stevens の「ディープ・パープル」という曲です。もともとは1933年にPeter DeRoseという人が書いたピアノ・インスト曲だったみたいで。スウィングジャズのアーティー・ショウや「便秘のブルーズ」で有名なスクリーミン・ジェイ・ホーキンスもカバーしているみたいですが、両者とも僕の持っているレコードにはこの曲は入っておりませんでした。
ウィキペディアによりますと、かのリッチー・ブラックモアのお婆ちゃんがこの曲が大好きで、よく口ずさんでいたことから同名のバンド名を付けたとか、付けなかったとか・・・・どうなんでしょうかねぇ?まぁイイ話ではありますが。
で、彼らのディープ・パープルです。いや〜何度聴いても変な曲です(笑)。落ち着かないコード進行といい、思い切りシャープしているヴォーカルといい、ブカブカしたハモニカといい、なんなのだこれは???
けど、空恐ろしいことに、この不可解故に妙に頭にこびりついて離れないのも確かなのですよ(笑)。ついついYouTubeの画面をリピート・クリックしてしまう自分がいます。そして知らずのうちに仕事中に口ずさんでいる自分がいるのでした!!
これこそ、ロックン・ロールが持つ魔法なのでしょうか???まんまとハマッてます。テディ・ベアーズ(フィル・スペクターがデビューしたコーラス・グループ)の「逢った途端に一目惚れ」と同じ効果かもしれません。
はたまた去年の怪ヒット曲、鼠先輩の「ギロッポン」にも通ずるものがあります・・・・ということはアノ曲はロックン・ロールなのか?????(笑)
ということでとりあえず皆様もハマッてみてくださいまし。ちなみにアール・パーマーのドラムはどうでもイイと思います(笑)。大ヒット曲に関わっているという事実こそが大事・・・・・。
Nino Tempo & April Stevens - Deep Purple
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続きましてはジャン&ディーンの曲を。
T岡さんのブログによると、これはハル・ブレインとアール・パーマーのツイン・ドラムなんだとか。といってもまったく同じプレイをしていて僕の耳では聞き比べが出来ません!!!
ドラム・サウンドを厚くするためだけに、この世紀のドラマーにまったく同じプレイをさせるとは、あとから考えればなんという贅沢な話なんでしょう(笑)。けど確かに同時代のビーチ・ボーイズのそれと比べるとサウンド・メイキングが明確で力強く感じます。ジャン&ディーンのほうによりロックさを感じたのはそういうわけなのかもしれません。
YouTubeの画像は、ディズニーが84年からMTV用に作成した「DTV」から。常々僕は「ディズニーアニメは『ドラッグ・ムービー』だ!!」と言ってはばからないのですが、奇しくもそれを実証するような内容になっております(笑)。ディズニーは狂ってますよ、はい。
Jan & Dean - Surf City
ついでに64年の「DEAD MAN’S CUEVE」も。これまたハル&アールの両雄揃い踏みだそうです。ドラム・サウンドがグイグイ引っ張っている感じが凄いですね。
jan and dean - dead mans curve
いつも思っていてやっていないのですが、ビーチ・ボーイズ(ブライアン・ウイルソン)とジャン&ディーン(ジャン・ベリー)のサウンドの関連性をきっちり自分自身で整理しないとなぁ、と。まずはジャン&ディーンのレコード買わないとなぁ。そう、僕は彼らの単独レコードを一枚も持っていないのでした・・・・・。このコラムを書き始めていろんな課題が噴出しております。ああぁ、レコード・ハンティングは終わらないのだ(笑)。
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本日最後の曲はサム・クックの「SHAKE」です。
前回書いたサム・クックの「TWISTIN’ THE NIGHT AWAY」もそうですが、これもイントロでキマリです!!これでワクワクしないようなお方は明らかに不感症と言えます(笑)。すぐにでも病院にいって診断を受けてください・・・・。
これぞ世紀のジャンプ・ナンバー!!アール・パーマーここにあり!!!!そしてサム・クックが「ミスター・ソウル」と呼ばれる所以なのであります。
そんな素晴らしいSHAKEの映像がない!!!!何故なら、このレコーディングが行われたのは64年の11月16日、そして女絡みの痴話喧嘩で撃たれた彼の遺体がロスのモーテルで見つかったのが12月11日。そしてこの「最後のシングル」は彼の死後、12月22日にリリースされたのでした。
まだ33歳という若さ・・・・・。ああ、なんてもったいない!!「モテル」というのはこれほどまでの悲劇をもたらすのでしょうか。
しょうがないので、いつもの7インチがグルグル回る映像でこの曲をお楽しみください。なんかちょっとだけ回転数が遅い気もします。かつ盤は英国盤ですな。やっぱり米国RCAオリジナルで欲しいですね、これは。ちなみにB面は「A CHANGE IS GONNA COME」です。最強シングルですね、これも。絶対手に入れようっ〜と。
Sam Cooke-Shake
当然のごとく、こんなにカッチョいい曲ですから素晴らしいカバーも沢山あります。
やっぱりこれをはずしちゃしょうがいない、ということでオーティス・レディング・ヴァージョンですね!!
このモンタレーの映像を最初見たときにはションベンがチビリそうになったもんです。
オーティス、これで20代半ば(笑)。なんという貫禄!!!それも凄いが、バックを務めるMG’Sのベース、ダック・ダンのカッチョいいことったらないよ!!!!プレベはこう弾かなくちゃね!!!
Otis Redding - Shake
あまりにもカッコいいので、もう一発。おそらくは大英帝国発の映像から。
そうそう、いつも思ってたのですがね。当時の黒人達はオーティスをどうやって捉えてたんだろうな、って。マーケティング的にはオーティスは明らかに白人ロック層をターゲットにしていたと思うんですよね。圧倒的なパワーで押しまくるヴォーカル・スタイルと白人2人を擁したMG’Sの、結構ライブでは縦ノリのビート感覚というのは、ロック時代の白人達には非常にわかりやすい形のブラック・パワーとして衝撃を与えていたはずなので。
ただ同時代のソウル・シンガーと比べると、オーティスにはやや「色気」が足らないのも事実だと思います。スムース&メロウもブラック・ミュージックを理解するのに重要なファクターですから。
同じディープ・シャウターでもやはりジェイムズ・カーなんかのほうが「タメ」があるし、色気を感じます。また、オーティスと同じSTAX/VOLTのレーベル・メイトのウイリアム・ベルのほうがはるかにエロイし。。
ただウイリアム・ベルに若干の古さを感じるのも事実。激動の60年代半ばという時代は、オーティスの圧倒的パワーを欲していたのでしょうか??サウンド・メイキングを含めた彼の斬新さというのは当然評価してもしきれないとは思いますが、気になるのは黒人層にどうアピールしていたのか。
ちなみに生前のR&BチャートでのNO.1シングルはゼロ。最高位は「I’VE BEEN LOVING YOU TOO LONG」とカーラ・トーマスとのデュエットの「TRAMP」の2位。同じ時代、ジェイムス・ブラウンの「PAPA’S GOT A BRAND NEW BAG」や「I GOT YOU(I FEEL GOOD)」なぞは何週にもわたってR&Bチャートのトップを維持しております。
んん、気になる。。。。これは急いで去年に刊行された「STAXレコード物語」を購入しなければ。多分この本に僕がなんとなく疑問に思っていることが解決できるヒントがあるような気がしてます。
またひとつ課題が出来てしまいましたね(笑)。
「SHAKE」と言って忘れちゃいけないのが、大英帝国倫敦はイースト・エンドが誇るスモール・フェイセスです。イースト・エンドといえばスモール・フェイセスと荒くれフットボーラーが集うウエスト・ハムですよ。この下町風情溢れる場所こそが、「リアル・ロンドン」だと信じて疑いません(行った事ないくせに:笑)。
記念すべきデッカのファースト・アルバムの1曲目はこの「SHAKE」から始まります。ヴォーカルは看板シンガー、マリオ君ではなく、私が大英帝国でもっとも敬愛するロニー・レイン大先生でございます!!
ああ、ロニーの話を始めると4日間永遠とイイチコを呑み続けても足らないでしょう。アルバム&シングル共にオリジナル盤でコンプリート・コレクションをしているのは唯一ロニーさんだけです。。。。。
演奏の映像は残念ながら見つかりませんでしたが、当時のアイドル然とした彼らをよく描写したPVでお楽しみください。ルックスとは裏腹に、演奏は男気溢れまくりです!!!
small faces - shake (live bbc)
もう一発SHAKEで行くかい???!!!!と思って映像を探したのですが、見つからず・・・・。
それはキヨシローとMG’Sがやったライブ映像だったのですが。・・・・残念・・・・・。けど、キヨシローの日本語訳は秀逸です。機会があれば是非聴いてみてください。また、この曲があのライブのハイライトのひとつだったと思います。
余談ですが、右利きのキヨシローが左手でマイクを持って唄うのは何故か?
それは家に貼ってあったオーティス・レディングのポスターが反転写真だったからだそうで(笑)。そうとは気がつかず真似してたらそのまま左で持つようになったとか。これまたイイ話ですねぇ・・。
話はサム・クックから随分それましたが。
無理矢理話を戻しますと(笑)、彼の正真正銘の後継者はオーティスではなく、僕の中ではボビー・ウーマックということになっております。
何故なら彼らが兄弟でやっていたコーラス・グループ「ヴァレンティノス」がデビューしたのはサムが興したレーベル「SAR」からでしたし、なによりもサムの死後、その未亡人と結婚したのが誰あろうボビーなのですから。こりゃ正真正銘の「後継者」でしょ???(ちなみにサムの娘とボビーの弟も結婚したそうな・・・・)
サム・クックのヴォーカル・スタイルの後継者として忘れちゃいけないのがオヴェイションズのルイス・ウイリアムス。彼らの「HAVING A PARTY」というアルバムでサムの曲を3曲カバーしてますが、もううり二つ。というかほとんどモノマネ大賞ものです(笑)。まぁ本当にイイアルバムですので、ソウルファンの方は是非御購入を。
けど、本題はサムさんじゃなくてアール・パーマーだったか・・・・。また遥かかなたまで話しがずれちゃいましたね、すみません!!!
2009/01/15
ドラマー列伝:アール・パーマーさん その8
さてと。
2009年もまだまだアール・パーマーさんで続きます!!
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新年一発目は”ミスター・ソウル”サム・クックです。
大学に入って上京し、なんとなくサム・クックは聴いていたのだが、当時はあのソフィスケートされた感じがイマイチ「ピンと」とこなかったのです。「なんでこれが『ミスター・ソウル』なんだろう?」って。
そんな時、ブラック・ミュージック好きの友人が大興奮の状態で連絡をくれました。
「サトシ、聴いたか、あれ? すげーぞ、サム・クックのライブ盤は!!!」
あまりの興奮ぶりに押されて、早速試しに買いに行きました。それが当時突然リリースされた、彼の全盛期のライブ盤「Live at the Harlem Square Club, 1963 」でした。(現在はジャケ違いのリマスタリングCDで購入できます)
購入した場所は青山骨董通りの「パイド・パイパー・ハウス」。懐かしいなぁ・・・・(笑)。
バックはキング・カーティス・バンド。スタジオ版の大人しさとはまったく正反対の、ブラックネス丸出しの彼のシャウターぶりに僕ももちろん大興奮したものでした。ソウル系のライブ・アルバムでは僕の生涯ベストのうちの一枚です。
ちなみにその他は
「アレサ・フランクリン/ライヴ・アット・フィルモア・ウェスト」
かな?
あぁ、オーティス・クレイの日本のライブ盤も入るか・・・。それだったらバーバラ・リンも、いやいや、カーティス・メイフィールドだって・・・・・とキリがありません(笑)。
とにかく大興奮のアルバムです。それからサム・クックの認識が180度変り、その後スタジオ盤の素晴らしい演奏にも心奪われるようになりました。
ここで紹介する「Twistin' The Night Away」は彼の晩年の至高のジャンプ・ナンバーです。
ドラムのフィル・インからホーン・セクションが入るところでもう全部OK(笑)。こんなに完璧でカッコいい曲というのもなかなか出会えません。
で、このドラムもアールさんなのですよ!!!なんという人だ、あなたは・・・・・。
まぁとにかく堪能してくださいまし。
まず、スタジオ音源はこちら。最初に変な音楽が入りますが、気にしないで30秒待ってください。そこから人類にとって必要な音が流れてきます(笑)。
そして貴重なTVライブの映像がこちら。実にスマートに「こなして」ますが、足ステップの美しさに是非注目してくださいまし。ジャイケル・マクソンがムーン・ウォークを披露する実に20年前なのですよ、これが!!
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この曲はいろんな人にカバーされてますが、やっぱり筆頭は我がセルティックの名誉サポーター、ロッド・スチュワートさんでしょう!!
アルバムでは「Never a Dull Moment 」でやってます。
レコード・プレイヤーを持っている方は是非オリジナル盤を!変形見開きジャケですが、中にはフットボール・スタジアムの写真やゴール・ポスト前に並ぶメンバーの写真が載ってます。フットボール・ファンは是非!!!
このヴァージョンも素晴らしい出来です。ミッキー・ウォーラーの叩く「アホ」ドラムはまさに大英帝国の音!!!このスネアの連打こそ、グレイト・ブリテンのR&B解釈だ、と勝手に理解してます(笑)。未聴のかたは店でお聴かせいたしますよ〜。
映像はゲストにキース・リチャーズを迎えた後期のライブ映像で。これはかなり笑えますね。紙吹雪多すぎです(笑)。
いろんな事をしょって生きるストーンズより、キースはフェイセスで気ままにギターをかき鳴らしているほうがこの時期楽しかったんでしょうね。唄はロッドのほうがミックより遥かにイカシてるしね(笑)。
この時期、ストーンズとフェイセスはかなりリンクしております。結局ロニーはストーンズを終生「お手伝い」する羽目になるし、イアン・マクレガンもフェイセス散会後、ストーンズのサポート・キーボーディストになるし・・・・。
黙々とベースを弾く東洋人はテツ山内。現在鎌倉で隠遁生活中とききます・・・・・。
キースとロニーはよっぽど馬があったんでしょうねぇ。とにかく二人でギターを弾いてると楽しくてしょうがないんでしょう。「痒いとこまで手が届く」感じですかね、お互いに。
ストーンズのオフ・ショットでのこの映像も最高です。直接YouTubeにアップできないので、こちらをクリックしてください。まぁ全然弾けてないのですが(笑)、逆にキースが如何にチャック・ベリーの呪縛から逃れられていないのか、というのがよくわかります・・・・。
チャック・ベリー(ちなみにうちの店の名前は彼の唄からとっております)とキースといえば、彼が仕切ったチャックのライブ・ドキュメント映画「ヘイル・ヘイル・ロックン・ロール!」ですね。
とにかくロックン・ロール好きにはたまらないネタ満載の映画なのですが、そこからの映像で、ビリー・エクスプタインで有名な「A Cottage For Sale(物件売出し中)」を。時代を覇権したロックン・ローラーの老後の悲哀がたまらなく醸し出されたなんともグッとくる映像です。・・・・それにしてもチャックさんの手の、なんともデカイことか・・・・・・。
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ということで今回はたった一曲でアールさんとかかなりかけ離れたところまで来てしまいました(笑)。けど、こういうきっかけでここまで話しが広がる、っていうのが音楽を聴いていて楽しいところなんですよねぇ・・・・・・。
ではまた。早めに更新することを心がけます・・・・・・・。
2008/12/24
ドラマー列伝:アール・パーマーさん その7
アール・パーマーさん、年内中には終わりませんね(苦笑)。まぁ楽しく探求していきます。知らないことばかりなので、本人は非常に楽しく書いております〜。
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本日最初はトワンギー・サウンド、そしてギター・インストの第一人者、デュアン・エディです。
こんな有名でかつ重要人物なのに、実は一枚もアルバムを持ってません・・・・。不思議なもので、ギター弾きでありながら、僕の場合ピアノやサックスなどの他の楽器に耳が行きがちで、あんまりこういうジャンルのギター・インストのレコードを持っていないのです。ジャズものでもジャンゴくらいなもんかなぁ。まぁチェット・アトキンスとかレス・ポールはありますが。なんででしょうねぇ???多分、他の楽器の音のほうがいろいろ刺激になるのかも。
ということで、名前はよく知っていてもほとんどまともに聴いたことのないでデュアンさんであります。が、さすがにイイ音してますねぇ!!ギルドのフルアコにセッティングされたヴィンテージのデュアルモンド・ピックアップは最高です。僕の63年製グレッチ・ダブル・アニヴァーサリーのフロントにも同じものをマウントしております。こういう低音中心の音作りは、ビーチボーイズにも確実に影響を与えてますよね。
そしてニール・ヤングも然り。以前出たバッファロー・スプリングフィールドのCDボックスにもインストの未発表曲が収録されておりました。僕は「かなりシャドウズっぽいなぁ」と漠然と思ってたのですが、実は5,60年代のロックン・ロールに造詣が深いニールさんのこと(80年代に入って突然ドン&デューイの「ファーマー・ジョン」をカバーしたり)、当然デュアンさんを聴いていないわけがありません。「ヘイヘイ・マイマイ」なんて考えようによってはこのスタイルの影響下ですよね!!
ニール・ヤングに影響を与えた(かも)しれない、となれば聴かないわけにはいきません(笑)。
早速購入リストに追加いたします!!!
アール・パーマーのフレージングはもはや得意のパターンで押しまくってます・・・・・。
DUANE EDDY -"The Ballad Of Paladin" (1962)
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そして重鎮3連発!!T岡さんもブログで書いていらっしゃるように、別にアール・パーマーである必然性はまるでないのですが、こういう大物のセッションに呼ばれるということが、彼のハリウッドでの成功を物語っているんだと思います。
まずは「ジニアス・オブ・ソウル」こと、レイ・チャールズ!!ABCパラマウント移籍後の彼の代表曲のひとつです。
レイ・チャールズというと飲み屋現場から見てふた手に分かれます。ある程度御歳を召された方々がリクエストするレイさんは確実にABC移籍後のポップ&カントリーフィールドの曲です。そしてレイさんのヒット曲をリアルタイムで経験していない若手(僕の世代も含みます)はアトランティック時代のバリバリのR&Bの曲です。
僕個人としては両方とも好きなんですね(笑)。N村西洋氏等の「悪影響」で、ゴスペルタッチの黒い音以外はクソだみたいな風潮がR&Bフリークの中にはありますが、もともとレイさん自体チャールズ・ブラウンやナット・キング・コールなどのスムースなスタイルから入った人だし、アトランティック時代の作品にもオーケストレーションをふんだんに入れたものが結構あります。
是非両方とも分け隔てなく聴いていただけたら幸いですな。
Ray Charles : I Can't Stop Lovin You
ちなみにABC時代の僕のベスト・トラックは「YOU DON'T KNOW ME」につきます。そう、日本公演で胸に迫る迫真の歌声を聞かせてくれたザ・バンドのリチャード・マニュエルの持ち歌でもあります!!
Ray Charles - You Don't Know Me [Live]
レイ・チャールズの生い立ちについて簡単に知りたい方は是非映画「レイ」を。
ストーリーはハリウッド映画用にかなり脚色されまくっておりますが、見所は主役ジェイミー・フォックスのあまりのソックリさ!!!何気にアトランティック時代でのアーメット・アーディガン役の方もハゲ具合までそっくりなのが笑えますが・・・・・。ちなみにアマゾンの中古だと今500円で買えますので(!)是非ご購入を。
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そしてキャピトルレコードの稼ぎ頭、ナット・キング・コールです。
この人もレイ・チャールズと同じく、ジャズ・トリオ時代とポピュラー・シンガー時代ではっきり好みが分かれてしまっている場合が多いですねぇ。この方も是非分け隔てなく聴いていただきたい人の一人です。ポピュラー時代のレコードは本当に素晴らしい音が詰まってます。なにせキャピトル最高の音が塩化ビニールに刻み込まれているわけですからね!!キング・コールのクリスマス・アルバムはナッシュビルのジャンク・ショップで購入して以来20年以上の愛聴盤です。この時期だけではなくオールタイム・フェイバリットのアルバムのひとつです。こういうハリウッド産ポピュラー・ミュージックの遺産があるからこそ、同じレーベルでビーチ・ボーイズがペット・サウンズを(いろいろあったにせよ)作りえることができたとも僕は思ってます。
nat king cole - ramblin' rose
そしてポピュラー歌手としてしか彼を認識してしていない方々は是非初期のキング・コールを聴いてください!!
極初期にはジャイブ・シンガーとして、そして、忘れちゃいけないのが彼のピアノプレイです。
マーティン・スコセッシが製作総指揮をした「ブルース・ムービー・プロジェクト」のひとつで、クリント・イーストウッドが監督を務めた「ピアノ・ブルース」という映画があります。
このなかでブルース映画でありながら、ジャズ好きで有名なイーストウッドさんがかなりの時間を割いて熱く訴えるのが、キング・コール〜アート・テイタム〜オスカー・ピーターソンのジャズ・ピアノの系譜だったりします(笑)。
まぁそれほどまでにキング・コールのスタイルは誰もが認める、というかジャズ・ピアノ史の大事な一ページでもあるのです。
是非その卓越したクールで軽快なプレイをYouTubeでお楽しみくださいませ。顔が怖いのが(爬虫類系)難点ではありますが(笑)。
Nat King Cole- Tea For Two
NAT KING COLE ROUTE 66
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そして本日最後は同じくキャピトルの最重鎮、フランク・シナトラでございます。
シナトラも実は僕の老後の楽しみの一つ(笑)。なにせ録音数が膨大ですから、徐々に集めていきたいと思ってます。
シナトラのどこまでも突き抜けるようなカラッとした勢いは、古き良きアメリカの集大成のような気がします。そしてフル・オーケストラの音の良さったら素晴らしすぎます!!僕も何枚か彼のレコードを持ってますが、当時のアメリカのレコーディング技術が如何に優れていたか、という良い見本です。
ニュー・オーリンズR&B関連でいろいろお世話になっている師匠B屋さんが、実は隠れシナトラ・フリークなんですよね(別に隠れてないか:笑)。たまにシナトラのレコードで盛り上がっております。。そう、ここでもN.O.出身のアール・パーマーで繋がるのが嬉しいですねぇ〜。
Frank Sinatra - Goody Goody
この「Sinatra and Swingin' Brass」というアルバムは全編アールさんが叩いているみたいですが未聴。まずこのアルバムのオリジナル盤をゲットすることから始めましょうかねぇ・・・・早速起きたらディスクユニオン吉祥寺ジャズ館をのぞいてみます。
YouTubeの音で聴くアールさんのドラムはホント楽しそうです!!ジャズ好きの彼にとったらとてつもなく楽しいセッションだったんでしょうね・・・・・。
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ということで本日はここまで。年内中のアールさん更新は厳しいかな???年をまたいでもまだまだ彼の探訪は続きますので、よろしくお付き合いの程を・・・・・。
2008/12/17
ドラマー列伝:アール・パーマーさん その6
さて、本日もT岡さんのブログのセット・リストの探求は続きます(楽しい!!)。
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まずはサンディ・ネルソンさんから。
ん?・・・・んんんん?????
この人、ドラマーじゃなかったっけ??それもドラム・インストでヒットを飛ばした稀有な人。そんなところまでゴースト・プレイヤーが(笑)。凄いですねぇ、業界の裏側は・・・・・。
けど、ですよ。これが「業界の常識なのだ」と捉えればよいのです。そうすれば全部が納得いきます。フィル・スペクターが「クリスタルズ」というコーラス・グループをでっち上げほとんどダーレン・ラブに唄わせていようと、ヴェンチャーズの演奏や「テキーラ」で有名なチャンプスがスタジオ・ミュージシャンのゴースト・バンドであろうと、ビーチ・ボーイズやバーズやモンキーズという「バンド」のトラックがスタジオ・ミュージシャンによるものだろうと、そういうものなのです。
ビートルズのデビュー曲「ラブ・ミー・ドゥー」のアルバム・ヴァージョン、「P.S.アイ・ラブ・ユー」のドラムだってリンゴじゃぁない。
現代のデジタル時代でのアイドル・ヒットのヴォーカルはパソコンで微調整していないものはないんじゃないか?
「プロ・トゥールス」というソフトで画面に立ち上がった波形をマウスでクリックしてどんどん音を変えていく(音程も含め)作業を目の当たりにしたことがある。もうビックリでした。
某友人のバンドのアルバムで僕がアコーディオンで参加した曲がありますが(どれかは調べてみてくださいな:笑)、16小節のソロ部分は実は3テイク録ったものを画面上で「ピピピ」と繋ぎ合わせたものです。波形で現れた「音」をマウスでコピー&ペースト。仕上がったものはとても「継ぎ接ぎ」のものとは思えないほど自然な仕上がりでした。すげ〜な、デジタルって(笑)。
「音」というものだけしか「見えない」録音ブツにおける「真実」とは、出来上がった音が刻まれた塩化ビニールおよび銀色のディスクこそが全てであり、すなわちその現場に立ち会った人達のプロデュースの産物こそ我々がなにかを「感じる」ものなのです。
逆に言えば、誰が唄おうが、誰が叩こうが、誰が弾こうが、どんなに音を直そうが、そんなことは完成され発表された音源にとっては実はどうでもいいことで(笑)。そう、「録音物」とは「ライブ」とは別物です。
またまた逆説で捉えれば、だからこそ、「誰が叩いた」とか「誰が弾いた」という真実を調べ上げることによって、その音楽が発表されるに至った時代背景やら音の説得力が増すのであります。
面倒臭い???(笑)
いやはや、だから面白いのよ(笑)。
ここで言いたいのは、たとえアールさんがサンディ・ネルソンのレコードで叩いていようが、ドラマーの立場で大ヒットを飛ばし、当時からファン・クラブまであったサンディの価値が下がることではないし。
そして、こういう大ヒット曲まで自らのドラミングをハリウッドに浸透させていたアールさんの偉大さを感じるのですな。
sandy nelson -- let there be drums
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続きましてはBee Bumble & the Stingers というゴースト・バンドの「ナット・ロッカー」という曲です。チャート・アクションはアメリカで23位、大英帝国ではなんと1位。
これはクラッシック門外漢の僕でも知ってます!!チャイコフスキの「くるみ割り人形」ですね。
こういう誰でも知っている楽曲を8ビートにリアレンジする時代の感覚は、時を同じくして1962年独立を機に翌年から発生したジャマイカのオリジナル・ビート「SKA」の興隆時の貧欲さと非常に似ています。
ティーン・エイジャー達が自分たちの「ビート」を手に入れた瞬間から、「業界」はマーケティング拡大のためになんでもやるんですよね(笑)。
それはパンク発生やテクノ(80年代のね)の時代でもありました。
「歌謡曲」のエリアに若者のカルチャーが浸透する様を検証するのは、その音楽スタイルの勢いを知る上で非常に参考になります。
「8ビート」という当時の新しいビートが、どれだけ世界を覇権していたかを示す好サンプルですね、こういうのは。
アールさんのドラミングは、まさに「コレッ!!!!」っていうビートです。こういう彼のタイム感がたまらなく好きです。
この曲のYouTube画像は可笑しいですね(笑)。これしかなかったもんで・・・・。
Bee Bumble & the Stingers - "Nut Rocker"
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本日最後に取り上げるのはハーブ・アルパートです。軽音楽ファンには有名すぎるほど有名ですよね。
僕の同世代の人たちは、「オールナイトニッポン」のテーマソング「ビタースィート・サンバ」で無意識のうちにアールさんのドラムを耳に刷り込まれていたことになります(笑)。このPVは最高にエロい!!以前ご紹介したポール・マッカートニーの元カノ、ジェーン・アッシャーと同じく、この時代の「アノ感じ」に僕はとてつもなく弱いです(笑)。無条件で受け入れざるをえない・・・・。
"Bittersweet Samba" Herb Alpert & The Tijuana Brass
この1962年という時代、8ビートなるものは完全なるポップなものとして世間一般に受け入れられたということでしょう。
1954年にエルヴィスの音楽史上最大の化学変化によって生まれたロックンロールという音楽は、58年のリトル・リチャード引退、59年のエルヴィス徴兵、チャック・ベリーの売春容疑での逮捕、バディ・ホリーとリッチー・ヴァレンス事故死、60年のエディ・コクラン事故死などで急速に失墜します。
ロックン・ロールの「初期衝動」を全てとするコア・サポーターにとっては62年前後はまさに「暗黒の時代」なのです。彼らに言わせれば「薄すぎるウイスキー水割り」です(笑)。ロックに繋がるあの勢いを取り戻すのには、64年のビートルズのアメリカ上陸を待たなければなりません。
しかしながらポップス・ファンにとっては、この2,3年がまさに「旬」なのも事実であります。
8ビートという史上最強のリズムを手に入れた業界は、次々と魔法のような楽曲を生み出したのでした。
ある意味そんな象徴がこういう「軽音楽」ジャンルのハーブ・アルパートかもしれません。
そして重要なのは、どちらにも8ビートの生みの親、アール・パーマーが関わっているという歴史的事実です。
僕はそこからしたたかに人生を生き延びる術を学ぶのであります。単純な「思い込み」だけではなんにも真実はわからないのだな(笑)。
Herb Alpert & the Tijuana Brass The Lonely Bull Video 1962
Herb Alpert & the Tijuana Brass A Taste of Honey Video 1966
2008/12/08
ドラマー列伝:アール・パーマーさん その5
アールパーマー特集の続きです。さて、本日も僕自身知らない曲が続きます。日々是勉強です(笑)。
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今回はシェブ・ウーリーという方から。
はい。まったくわかりません!!なんでもハロウィンの大定番曲だとか。とにかく「イヴェント」事に極端に弱い、というかもはや苦手な私です(笑)。クリスマスとか誕生日とか結婚式参列とか本当にダメ・・・・。なんで素直に楽しめないのかは自分自身も一切不明です。セント・パトリック・デイでさえまったく関わらず。自称アイリッシュ好きを自認している僕ですが、イヴェント事は別物です。唯一、正月だけはなんとなく御屠蘇がないと気がすまなく、きっちり初詣はするくらいですねぇ・・・。
ハロウィンも考えてみればケルト発祥のイヴェントなんですよね。けど、全くの門外漢です。全然楽しめないし理解できてません・・・・。やっぱりギャルに受け入れられないわけだ(笑)。
アールさんに話を戻しますが、こういう曲でもニーズがあったというところが一流セッションマンの証なんでしょうねぇ。
けど、この曲知ってました?・・・えっ?みんな聴いたことあるの?????
Sheb Wooley - Purple People Eater (1958)
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次はボビー・ヴィーさん。いやぁ〜この辺の「オールディズ・ヒット」が全くわからん。当然レコードも一枚も持ってません。こうやって改めて考えると、如何に自分の音楽嗜好が偏っているかがわかります(笑)。
アールさんのブラシによるドラミングは限りなく軽快です。スネアの音が以前とは随分変ったような。マイキングの関係かな?アメリカではビートルズ以前にマイクを限りなくドラムに近づける、という録音上の変化があったんですね。こういうのはビートルズのエンジニア、ジェフ・エメリック著の「ザ・ビートルズ・サウンド」に描かれたリボルバー・セッションを考えるとなかなか趣が深いです。
当時の英国では、マイクというものは高価でかつスタジオの所有物であったため、損傷を恐れてマイクに過度な信号を送らないよう、録音物に対して適度な距離を保つ、というのが常識だったそうで。その常識を破って「オン・マイク」にしたのが売れに売れてたビートルズだったのです(マイクが壊れたら買えばいいわけですから)。ほぼオタクと言っていいほどのアメリカン・ポップス、R&Bマニアだったビートルズの面々が、彼らの音に近づけようとして試行錯誤した結果が、ロックの進化に貢献したというのが大事です。研究と試行錯誤というのが新しい文化を生み出すのですね、やっぱり。
なぜ映像を二つ用意したかというと、皆様に是非ベトナム戦争以降の何にも内容のないショビズ・アメリカの世界を体感していただきたく(笑)。まぁこういう奴が平気で銃を持ってイスラム教をまったく理解せず、ブッシュを支持してそうですよね(あくまでもイメージです)。
僕には上下白のスウェットで人前に出る勇気はありません・・・。ん?スウェットじゃない??まぁ一緒だよ、こんな服装。こういう間違えたアメリカ文化を思いっきり享受してしまった小泉だからこそ、エルヴィスのグレース・ランドであんな恥ずかしいパフォーマンスを出来るんでしょうねぇ。最悪です(苦笑)。僕のエルヴィスはここにはいません・・・・・・。
Rubber Ball - Bobby Vee
Koizumi is a ROCK STAR
次の曲はキャロル・キング書き下ろしの隠れた名曲です。彼女が自ら歌ったヴァージョンも素晴らしいです!キャロキン(略してる:笑)節が炸裂。転調のところでは毎回ワクワクしますね、僕は。
何度も言うようですが、キャロル・キングに関しては「シンガー・ソング・ライター」時代よりも「作家」時代によりシンパシーを感じます。当時の夫、ジェリー・ゴフィンと共に、ブリル・ビルに篭りっぱなしで極限の状態でヒット曲を絞り出していた彼女こそ本質だと思ってます。
Take Good Care of my Baby - Bobby Vee
ゴフィン=キングを敬愛していたビートルズもこの曲をカバーしてます。ビートルズっぽくないのがミソ(笑)。けど、こういう曲をリアルタイムで自分達の血肉にしていたことが大事。転調や4度〜4度マイナーなどのコード進行をカバーすることにより、その後の彼らのオリジナル曲(特に初期)を作る際の最大のフックになっているのです。
The Beatles - Take Good Care Of My Baby
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続きましてはジーン・マクダニエルの「Tower of Strength」を。この曲はバート・バカラックの初期の大ヒット曲で、その後の変な「不協和音」を携えた彼の特徴が出始めた重要曲だと僕は思ってます。こういう曲にもアールさんが関わっているというのが目から鱗なんですけど。ブラッシング&リム・ショットでの明快、軽快なプレイが本当に気持ちよいです。ボーカルとか各楽器にのタイミングに絶妙に反応する彼のプレイは地味ながらもいぶし銀の素晴らしさですね、ホントに。
Gene McDaniels - Tower Of Strength
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本日最後は白人ジャズ・シンガーのジュリー・ロンドン。
ジャズに関しては最近意識して聴くようにはしてます。特にバップ〜モダンの辺り。なにせ、グラム・ロックと並び完全なる僕の欠如した部分でして(笑)。意識して聴くとそれなりに面白いですねぇ〜。ビル・エヴァンスなんてこの歳になって初めてちゃんと聴きましたから。
僕のジャズは40年代のポピュラー・ヒット&ジャイブ&ジャンプものなんです。個を主張するものはあんまし好きじゃない。一緒に唄えないとダメ。それはサッカー観にも共通しているかも。南米のスタイルにまったくシンパシーを感じないですから。
女性ヴォーカルものもテクニックバリバリにう唄いあげるものなんにも感じるものはありません。「憎しみの対象」は後期サラ・ヴォーンとかカーメン・マクレイとか(笑)。逆に僕の中で最高位に位置するのは初期のエラ・フィッツジェラルド(ルイ・ジョーダンとのデュエットは最高!)、リナ・ホーン(可愛すぎ)とか。「真夏の夜のジャズ」のアニタ・オディも可愛くって大好きです。あっ、そうそう、当然ブロッサム・ディアリーも。伸びやか、明快、そしてこぶしを回さないのが僕の女性ジャズ・ヴォーカルの好みです(あくまでも個人的好みですので)。
実は白人女性のポピュラー・ジャズ・ヴォーカルというジャンルは、僕のレコード・コレクションの老後の密かな楽しみに取っておいてあるのでした。80過ぎてこんなのばっかリ聴いて「可愛いねぇ〜」なんて言っているエロ爺さんが理想です(笑)。
なのでジュリー・ロンドンなぞまだまだ購買対象ではなかったのでした。まだまだこれから。青二才です。
けど、既にグッときてます(笑)。いいなぁ、こういうの・・・・・。最近のオッサン度が増している証拠でしょうか???
アールさんのドラミングは・・・・・・これ、一人だけリズム&ブルーズのノリですね(笑)。ミスマッチングが面白いですねぇ・・・・。ただのジャズ屋さんじゃぁ、こうは叩かない、いや、叩けないですね。前述の「真夏の夜のジャズ」(観たことあります?素晴らしい「時代の記録映画」ですので、是非)でのチャック・ベリーのバックを務めた全く場違いのジョー・ジョーンズのドラムの完全なる逆ベクトルですね。おもろいなぁこれ・・・・。
Julie London By Myself
ということで、今日はここまで。
まだまだ続きますが、次回は今季Jリーグ総括でもやろうかな?
吉祥寺〜吹上へのチャリ行脚も遂に3時間を切るまでに成長した!!
んん〜、なんとなくチャリにはまっていく人達の気持ちがわかってきたような(苦笑)
川越街道を白いチャリで疾走している私を見かけてもそっとしておいてくださいね・・・・・。
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さて、奇しくも「けじめ」週間な様相を呈してきたが、こちらの企画もダラダラしすぎたこともあり、そろそろ区切りをつけないと・・・・
ということで、今回でアール・パーマーさんは最終回にします。
最後にご紹介するのは、T岡さんのところには載っていなかったものですが、僕の大好きなアルバムを。
ボニー・レイット嬢の1973年の3枚目のアルバム「TAKIN' MY TIME」です。
70年代のボニーのアルバムは前作「GIVE IT UP」が有名ですが、実は僕はこっちのアルバムも捨てがたく・・・・というか全部イイんですけどね(笑)。この人のアルバムは今でも出るたびに全部買ってますねぇ。
彼女のトレードマークのレイジーなスライド・ギターも素晴らしいですが、やっぱり声ですな。あとはどんなスタイルをとってもルーツ・ミュージックに対する敬愛を忘れないところ。だからどんなにAOR路線に傾いていた時期でも全然問題なく聴けます。むしろ素晴らしい!!!
このアルバムでは2曲をジム・ケルトナー、残りをアール・パーマーが叩いております。
二人のドラミングを比較するのもまた楽し。
そして笑っちゃうのが、バッキング・ミュージシャンのテンションでしょうかねぇ。
ケルトナーの時は、同世代の白人ということもあるのか、憧れる音に向かってリラックスしながらお互いが仕掛けていく「フレンドリー」なものを感じますが、アールさんの時は全然違う(笑)。当時でも知ってる人にとったらまさに「レジェンド」ですから、みんなが敬意を表しながら音を置いて探ってる感じがします。特にベースのフリーボ!!あんなに豪快なフレットレス・べースがこうもシンプルに音をセットしていくのか、っていうのが素敵です。
多分フリーボはレコーディングの合間に、当時の恋人ボニーにビールとハッパをやりながらこんなこと言ってたに違いありません。
「・・・・いや〜すげーよ、ボニー・・・・・やっぱこれがホンモノなんだよなぁ・・・・・・なんかさぁ、ホントに凄いわ」
それにしてもアールさんの美しいことったら・・・・。彼のハイハットの叩き方は唄モノのバックをやっている全てのドラマーが聴かなければいけないところです!!そしてスネア、バスドラ、タムの強弱のニュアンスとタイミング。これだけ唄を聴いて必然な音を出すドラマーっていうのもなかなかいないんじゃないかなぁ????
今回オリジナル盤で細かいところまで気にして聴いたら、改めて彼の音に脱帽でした!!!!
アール・パーマー、やっぱ凄いや・・・・。「唄うドラム」っていうのはこういうことなのです。
ボニーさんの映像をYoutubeで探しましたが、このアルバムからの曲はなく、ただ前作からの美しい大好きなバラードがありましたのでこちらを・・・。
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さて、長きに渡ってお送りいたしましたアール・パーマーさんですが、これで一人でも多く彼の名前を知っていただけたら幸いです。
こういう人がいて皆さんが今親しんでいる「ロック」というものが形成されてきたということを、頭の片隅にでも置いておくのも大事じゃないかと。
ものの本質を理解して、より自分の血となり肉となる豊かな人生を生き抜こうじゃありませんか!!
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そういえば昔僕に説教をかましてきた某氏がいましたが。
「分析ばっかりしても、頭でっかちになってなんにも感じなくなっちゃうよ。自分の言葉で喋らなきゃ」
でもねぇ、あんたの「感覚重視」の作品になんの重みもないし、なんも感じないんですけど
「いいんだよね、うん、これいいんだよ」っていう言葉は、モノを知り尽くした人、知ろうとする努力をした人が発して初めて人に説得力を持つ言葉です。
たまにはモノに対して真正面から対峙してみれば?
斜め目線で物事を茶化して生きていくような「表現」しか発せない人って、僕には哀れに見えますよ
まぁ自分の人生じゃないから、あんたのことなんてどうでもいいんですけど。興味ないですから。
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ああ・・・・また酔っ払って余計なこと書いてる(笑)。
けどあえて文章消しません。ここ何年かで一番むかついたことなので。全然消えない。
オトナじゃなくてごめんなさい
さてと、次の企画どうしようかな???
ちょっと考えます〜