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2006/07/26

ワールドカップ総括(?)

で、思い立ったときに書いてしまいます。多分今日やらないと当分やらない気がするので(笑)。

ワールド・カップを1ヶ月堪能しました。ほぼ全試合を観戦するのは98年のフランス大会以降3大会目です。そこから思ったことをちょっとまとめてみたいと思います。

「ワールドカップの戦い方(戦術)がその後のサッカーのスタイルのトレンドになる」とよく言われます。それから考えると今後のトレンドは結果として「ディフェンシブな1点差の攻防」ということになると思いますが、実は僕はそうは思いません。準決勝まで残った4チームのうち3チームが4−5−1の布陣でしたが、これはユーロ2004で顕著になった3トップ(4−3−3)の変形と僕は捉えてます。

現在のサッカーの主流はウインガーをサイドに大きく張った4−3−3システムです。チャンピオンズ・リーグをみても一番アグレッシブなサッカーを魅せるのはこの形。バルセロナとチェルシーのラウンド16の戦いが実質上の決勝戦だったと言われるのも一番攻撃的で現在一番理にかなったスタイルだからでしょう。

現在のサッカーはとにかくコンパクトです。トップのフォワードから最終ラインのディフェンスの距離が極端に近い。これはゴールに近いところで出来るだけ早くプレッシャーをかけてボールを奪い、ゴールまでの最短距離を狙うということ。ウインガーがサイドに張るのは、中央のディフェンス密集地帯を避け、なんとかスペースを狙うため。そこからしか打開する手立てはないくらいにディフェンスの戦略が高度化しているから。逆に言うと、もはやファンタスティックなプレイはサイドのスペースしか残されていないということです。多分今のフットボールでもっともファンタスティックなプレイヤー、ロナウジーニョがバルセロナで左サイドからゲームを作るのもこういった理由からだと思います。

ただしもっとも最高峰のプレイ(個人&チーム戦術)を魅せてくれるチャンピオンズ・リーグというのは、決勝を除いて180分の戦いなんです。90分の試合をホーム&アウェイの2回で180分。そこでどういう戦い方をするか、今日は点を獲りに行くのか、リードしている場合は守るのか、そういう180分の戦いです。

ワールドカップの場合は決勝トーナメントからは全て90分の戦いになります。となると1点の失点が命取りになる。前半に失点した場合は取り戻すのは容易ではありません。そうするとどうしても前半は慎重に入らざるを得ない。そう考えればウインガーを少し退かせて中盤の人数を多くし、相手のボールポゼッションを奪うことから入る・・・。で、攻める時はウインガーをどんどん走らせ、かつサイドバックまで攻撃参加して攻めの駒を増やす。これが4−5−1の基本的な考えだと思います。これを僕は「ポジティブなディフェンス」と捉えてます。昔みたいなドン退きのデイフェンスではない。前線からどんどんプレスをかけて囲い込んでいく。中盤の選手の運動量は半端じゃない。だから観ていて面白い。ディフェンシブであることには変わりはないですが(笑)。

普段のクラブチームは一年通して練習と試合が出来ます。そして金のあるチーム(笑)は必要なポジションに必要な選手を補強できる。国の代表というのはまとまったチーム練習が出来る時間が非常に少ない。今回の場合でも直前は開催前の2週間だけだし、普段のテストマッチでは下手をすると前日のみなんていうこともあります。これではなかなかまとまったチームを見ることは難しいですよね。、まあワールドカップでは1ヵ月の間に多くの試合をやるので、決勝まで進むチームは随分チームらしくなりますが。

ということで、攻めの姿勢でかつチームの特性が出て、かなりスペクタクルなゲームを観れるのはやはりチャンピオンズ・リーグと日々の各国リーグです。断言します。

とはいえワールドカップはつまらないなどと否定しているわけではありません。この大会には別の楽しみがあります。僕の場合それは各国のアイデンティティ&メンタリティの確認です。

例えばイタリア。どんなに攻撃的になったと言われようとも、体の中に染み付いたディフェンスの意識はそう消えるものではありませんでした。

例えばイングランド。いろんな国の有名な選手が入ってきてとにかく攻撃的に魅力あるリーグとなったプレミアですが、代表の試合となると結局何だかんだいってロングボールを多用する(笑)。セントラルMFは縦ラインで守備も攻撃もこなす。ポルトガル戦でアンカーのハーグリーブスを置いてセンターのジェラード&ランパードを攻撃に専念させようというもくろみも、この染み付いたDNAにより守備に時間を割かれ、最後はくたくたになっていた。最終ラインはみんな戻ってきちゃって7〜8枚になってましたもんね。

例えばメキシコ。今回戦術的に大進歩してミドル・シュートやらサイドからボールを放り込むやらしてましたが、メキシコの真骨頂といえばペナルティ・エリアに入ってまでも細かくパスを繋いでゴールを目指さないことですよねぇ(笑)。やっぱりここぞというところでは出てましたね。安心しました。

まあこんなことを確認できるのがワールドカップの、国別対抗の楽しみなわけです。そのスタイルでこの大会はどこまでいけるのか、これを見届けるのが楽しい。今回出場していないアイルランドですが、以前ワールド・ユースの戦い方を観ていたら残り5分になったらひたすらロング・ボールを長身のFWに供給するのみ。で、それが徹底しているからなんか点が入っちゃう(笑)。負けっぷりもいわゆるA代表とまったく一緒。クライフのトータルフットボール以降、オランダは代表からユース、果てはアマチュアチームから小学生のチームまで4−3−3のシステムだそうです!!なんて素敵なんでしょうか、こういうのって。

国の特色がワールドカップの醍醐味です。だからこそ過去優勝しているチームが7カ国しかない。この大会で勝つべきスタイルというか国民性というのがある。どんなに素晴らしい選手をそろえても絶対優勝できないのがスペイン。もう決まってるんです(笑)。

けど「もしかしたら・・・・」という期待値で毎回見続けるわけですよ。もしかしたらアフリカ勢がいっちゃったりするのかな、とかね。サプライズはベスト4まではありうる話ですからねぇ。

日本はどうなのか?・・・・スタイルがまだ確立されてませんよねぇ。毎大会で監督がヨーロッパになったりブラジルになったりで、プロリーグが発足して10年ちょっとの国じゃまだまだしょうがないかもしれませんけど。

日本のスタイルってなんなのだろう?ってちょっと考えました。日本が世界の頂点に立った団体球技って僕が思い出す限りバレーボールとこの間の野球かな?バレーボールだったら「東洋の魔女」の時のひたすら拾い続けるスタイル。野球だったら「スモール・ベースボール」が特徴でしょう。共通点は全員が勝利に向かって一丸となり、地味な作業も厭わずにやり続けることじゃないかと思います。そこにはスターも何も要らない。ひたむきさこそが日本が世界に誇るスタイルじゃないでしょうかねぇ。システム云々じゃなくてね。

早く日本代表が自分たちの国民性に合ったスタイルを身につけてもらいたいですな。勝ち負けではなく、どの国の人と話をしても「日本はこういうスタイルなんだよ」って言えるような。・・・・ああ、何十年かかるんですかねぇ?それともこういう勝負どころで弱くてなんとなく90分が過ぎ去っていくのが国民性なんでしょうかねぇ(苦笑)。

とまあ全然総括になりませんでしたが、今回のワールドカップの僕のまとめです。次回の南アフリカ大会ではどんなドラマを見られるのかなぁ?その前に日本はいけるんでしょうか?????ではまた4年後に!!

2006/07/10

ワールド・カップ25日目(ファイナル!!)

スカパーのスタジオ番組で髪をイタリア国旗の3色に染め、大喜びのアンジェロさん。・・・僕、とある友人の結婚式での余興「利き酒大会」でこの人に勝ったことがあります(笑)。まあどうでもいい話ですが・・・・。

決勝

イタリア1−1フランス  ( 5 PK 3 )

得点者:

<イタリア>

マテラッツィ(インテル)

<フランス>

ジダン(レアル・マドリッド)

多分後世に語り継がれるだろう名勝負でした。決勝でここまで緊迫したゲームもなかなかなかないですよ。素晴らしい内容でしたねぇ。最後の最後に本当のベストゲームが待ってました。

後半以降は完全にフランスのペースでした。けどそれを破らせなかったイタリアのディフェンスも凄かった!!またしてもカンナバーロとブッフォンですよ。こいつら一体何なんだ??あの集中力は人間の域を超えてます(笑)。お見事!!

かたやフランスも相変わらずの堅守でしたねぇ。ビエラが退場したときはもはやこれまで、と思いましたが、代わりに出たディアラが物凄く良かったです。僕、この選手知らなかったんですけど(ランス所属)、いいですねぇ。ビエラと比べても全然遜色なかったです。これはベンゲルが欲しがりそうですねぇ(笑)。

試合の細部に関しては終わったばっかりで興奮してあんまり冷静に書けないので、スカパーの再放送でもう一度見直してみたいと思います。ちなみにスカパーの実況はダイヤモンド・サッカーの金子さんでございます。井原のつまんない解説のNHKより断然こっちでしょう??

攻めも攻めたり、守りも守ったり。アンリもリベリもマルダも走れなくなるまで死力を出し尽くしていました。お互い攻めの部分での途中交代の選手があんまり効果的じゃなかったのも面白かったですねぇ。多分あのテンションのゲームに途中から入って乗り切れなかったんですかね?まあトレゼゲとかは論外ですけど。もう彼はワールド・カップで点を入れることができない運命なんですよ、前も書きましたが。占い好きのドメネクがそれを見破れなかったのがフランスの敗因じゃないでしょうか(笑)。あいつを見てると「全盛期」の城を思い出しますわ。腹が立ちます・・・・。

点数は1−1ですが、とにかく懸念された守ってばっかりの試合にならなかったのが本当に良かったですね。気になったのが審判のポジショニングです!!場所悪すぎですよ。プレーしている選手の近くに居すぎです。危うくこの好ゲームを潰しかねない感じでした。邪魔だよ、あそこに居ちゃぁ。

で、問題のジダンのヘッド・バッドです。試合終了後、民放のワイドショーではわけのわからない奴らが好き勝手なこと言ってます。テリー伊藤、みのもんた、中山ヒデetc・・・・。消えて無くなってくださいまし。まあ僕が見なければそれで良いんでしょうけど。

ああいうことやっちゃいけないのは当たり前です。僕は複雑な気分でその後のゲームを観ていました。皆さんもそうだったと思います。けどねぇ「なんであんなこと・・・」とはあんまり思わなかったなぁ。敢えて言うのならジダンの「プライド」だったんじゃないのかなぁ??

多分マテラッツィは相当酷いことジダンに言い続けてると思うんですよ、試合を通して。これはあのピッチに立っていない者のあくまでも想像でしかないんですけど。どうしてあんなことやったかとか、マテラッツィに何を言われてたとか、多分ジダンは今後も言わないと思います。申し訳なかったとかそんなことしか言わないんじゃないのかな?

「どうしても欲しかった優勝という栄光を捨ててまで、なんであんなこと」・・・というのがいわゆる「民放」の論調ですが、僕はそうは思いません。人間にはどうしても許せないことってあると思うんですよね。このまま我慢して勝手に神格化されるより、今度の件をそのまま受け入れるほうが僕はジダンらしくていいと思うんですけどね。

個を尊重する民主主義の原点の国フランスですから、僕は国内でジダンを責めることはないと思います。というか、そうであってもらいたいですね。なんかルーニーの「一人逆ギレ」とは意味合いが違う気がしますけど。

思い出すのは同じくフランスの英雄、エリック・カントナの有名な「カンフー・キック」ですね。知らない方は自分で調べてみてくださいまし。「フランス人」ってこういう人たちなのかなぁ????

とにもかくにも1ヶ月の世界の祭典が終わりました。皆さんお疲れ様でした!!これでようやく週末のみのサッカーライフに戻れると思うとちょっとホッとしてます(笑)。あとは大宮アルディージャのJ1残留を願いつつ世界のサッカーを満喫し、自分たちのチームの勝利のために日夜努力する生活に戻るわけです。

今回のワールド・カップで思ったことは、ちょっと落ち着いたら総括してみたいと思います。4年に一度のお祭り・・・やっぱり面白いですねぇ!!

そして歓喜に沸くイタリアでは、今日未明にはセリエA不正疑惑の制裁の発表が・・・・。いやはや大変ですな。

ワールド・カップ24日目(3位決定戦)

3位決定戦

ドイツ3−1ポルトガル

得点者:

<ドイツ>

シュバインシュタイガー(バイエルン・ミュンヘン)×2

オーン・ゴール

<ポルトガル>

ヌーノ・ゴメス(ベンフィカ)

開催国3位で万々歳ですな。

捨てるものが何もなく、守らずただひたすらゴールへ向かい続ける「正しい」3位決定戦。違ったのは開催国の意地かな?攻撃性が前面に出たいい試合でした。

ドイツは未来につながる感じがしたな・・・。若手が活き活きと躍動している感じです。僕が見てきた限り、こんな前向きなドイツは初めてかもしれません(笑)。4年後が非常に楽しみです。

逆にこの攻撃的な試合で問題が噴出した感のあるポルトガル・・・・。結局無謀なサイドアタックはこの国には向いていないんじゃないかと思いました。ドリブルで仕掛けて手詰まりになってボールを戻すか、もしくはファールを誘いに行くしかなくなってしまうのが非常にもどかしいです。・・・・誰のことを言ってるのかはわかりますよね(笑)。昔のようにシンプルに繋いで相手を崩していく方が、よりドリブルの怖さが活きるんじゃないですかね?決定的な1トップのフォワードがいるわけでもないしねぇ。

特にそれはフィーゴが入ってから顕著になった気がしました。ルイ・コスタらと時代を築いた高度なパス交換による崩しがより効果的に現れていたと思います。明らかにリズムが変わったし、中心人物のデコがやりやすそうだったですよね。フィーゴからのもう「あそこしかない!」というクロスによる得点は面目躍如でしたねぇ・・・。もうちょっと大人になりましょうね、ロナウド君!!!!

それにしても凄いのがあの新しいボールの威力です。シュバインシュタイガーのあの1点目は凄すぎます。プロのキーパーがあの状態から取れないっていうのはもの凄い変化なんでしょうねぇ・・・。ロナウドのFKも凄かったですが、あれを完全に逆を取られながらセーブしたカーンはもっと凄かった!!あっぱれ、カ〜ン!!!!!

2006/07/07

ワールド・カップ23日目(セミ・ファイナル2)

実は新しいパソコンを買ったのです!今まで使っていたもう「オールド」と呼べるほどのパソコンが遂にウンともスンとも言わなくなりました(笑)。

それにしても新しいのは快適ですねぇ!!今日はひたすらネット・サーフをしそうな気配ですな。それにしても前のパソコンはよく動いてくれました。ワールド・カップが終わったらいずれその雄姿をお見せしたいと思います。もうヴィンテージ・ギターの指板のようになってますから!

さっそくそのNEWパソコンから、準決勝のレポートを・・・・。

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SEMI FINAL

フランス1−0ポルトガル

得点者:

<フランス>

ジダン(レアル・マドリッド)

この試合のマン・オブ・ザ・マッチはディフェンダーのトュラム。そういう試合でした(笑)。

さすがに一年間で200試合近く(以上?)観てると、こういう試合も楽しめるようになりました。守り方とか、どこが悪かったのかとか。どんな試合にもそれなりの観るポイントっていうのがあるもんです。

あのドイツ×イタリアの壮絶な試合のあとだと非常に単調な試合にみえますけどね。

お互いに必死だったのは間違いないです。けどポイントが違った。フランスは主にディフェンス・メインからのカウンター。特にセンター・バックのコンビ、右サイド&セントラルMFの二人は凄かったです。ビエラもあんまり上がらない。体力の消耗を最小限に、ゾーンに入ってきたらきっちり囲い込むというやりかた。マケレレはデコを徹底マーク!中3日でかつ年齢を考慮すれば非常に有効な戦い方だったと思います。敢えて言うならば「決勝を見据えた戦い」でしょうか(笑)。

前半こそサイドからのアタックに翻弄されそうになりましたが、後半は完全に慣れてましたね。相手の執拗な挑発にも乗らず、非常に冷静にゲームを進めてました。この辺がオランダやイングランドと違うところでした。「年の功」ですかねぇ?

かたやポルトガル。サイドのアタックは確かに有効です。特に前半。けどこのやり方だとやっぱりセンターにきっちりボールが収まらないとねぇ・・・・。パウレタはそういうタイプじゃないですよね。あれだけ徹底マークされるとどうしようもないです。センターに収まらないと2列目からの飛び出しも無理ですね。結局今回のポルトガルの戦い方の限界があったと思います。それは大会を通じての得点力の低さに如実に現れてます。堅守が今回のここまでのポルトガルの特徴でした。それがリカルド・カルバーニョが調子悪いときたらうまくいきませんよ。

フランスは攻撃のポイントのパウレタを押さえ込み、デコをフリーにさせず、かつフィーゴとロナウドは3人がかりで囲い込んだ。完全に作戦勝ちでした。動かないディフェンスの妙。決勝を見据えて疲労を最小限に抑えた。ある意味「完勝」です。

あのPKの場面、確かにファールなんですけど・・・・・アンリ、飛びすぎです(笑)。

2006/07/05

ワールド・カップ22日目(セミファイナル)

今回の中田ヒデの引退には皆さんいろいろなご意見があると思いますが、僕がコメントを訊きたい一番の人物は小野であります。「79年組」で小野は「ボス」と呼ばれていたらしいので・・・・。

で、僕が今後のヒデに思うことはただ一つ。「服屋だけはやるなよ!」

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SEMI FINAL

イタリア2−0ドイツ

得点者:

<イタリア>

グロッソ(パレルモ)

デルピエロ(ユベントス)

開始前の展望は「どうせ0−0で延長PK。で、PKになったらワールドカップの決まり事(笑)でドイツの勝ち」でした。94年ブラジルに決勝でPK負け、98年はフランスにPK負け、02年は韓国に延長でアン・ジョンファンのゴールデンゴールで負け、とイタリアには延長後には悪夢のような過去が続いてましたから。

それがどうですか!延長後半終了間際の2点ですよ。イタリア強い!初めてイタリアの試合に感動しました(笑)。ドイツも良かった。120分間気の抜けないベストゲームでした。・・・まさかこの組み合わせでこんなこと思うとは・・・ねぇ?

とにかく自分たちの特徴を出し尽くしての「死闘」でしたねぇ。守りに守り、攻めに攻める。お互い120%の力を出し尽くしたんじゃないでしょうか。2点という得点は僅かな、本当に僅かな差でした。ピルロのグロッソへのパス、あの一瞬だけドイツの足が止まってしまったんですよね。まさにエアポケットのような瞬間です。まあ延長後半に入ってから、そんな感じはドイツの守備網に僅かながら出ていたんですけど。

イタリアの底力を見せつけられましたね。強いよ、納得する強さです。これ、優勝してもおかしくないなぁ。好き嫌いとか言わせない強さが今日の試合にはありました。この大会を通してブッフォンとカンナバーロは100%パーフェクト!!!いやいや恐れ入ります。あんなディフェンスできたらねぇ・・・。イタリア嫌い&ユベントス嫌いのこの私めが、羨望の眼差しでカンナバーロを追い続けております(笑)。

ドイツも全力を出しきって負けたのだから、ある意味国民は納得だったのではないでしょうか。まさかここまでやるとは開催国のドイツ国民でさえ思わなかったでしょうねぇ。勝負は本当に僅かな差でしかありませんでした。

今大会で今までのベスト・ゲーム!!やっぱりトーナメント・ゲームってクオーター・ファイナル&セミ・ファイナルにベストゲームが集中しますね。さてさて、今日は何が起こるのか・・・・楽しみですね!!

2006/07/03

ワールド・カップ21日目(クオーター・ファイナル2日目)

ただいまリフレッシュ2連休中!!(飲んでるだけですけど)   火曜日よりお店再開いたします。

QUATER FINAL

ポルトガル0−0イングランド  (3  PK  1)

みなさんも8年前を思い出したでしょ?そう、あのアルゼンチン戦とまったく一緒。PKに至る過程も、それにもましてハーフ・タイムでテレビ画面に映された客席のミック・ジャガーの姿まで一緒でしたよ(笑)。あの瞬間「あっ、この試合PKまでいって負けるな」って思いましたもん。

さて、イングランド敗退の原因はなんだったのでしょうか?ちょっと考えてみましょう。

1.システムの限界

またしても慎重派のエリクソンは4−1−4−1のシステムを採用です。前半はとにかく守りからというエリクソンのいつものスタイル。これが全ての仇となりました。クラウチならいざ知れず、1トップのルーニーは張るタイプじゃないですからね。どちらかといえば後ろでボールをもらって崩していく感じです。エリクソンの考えはアンヵーを入れることによってMFをルーニーのバックアップに充てるつもりだったんでしょけど、あれだけMFが引いて守って、そこからのカウンターはロング・ボールですからね。たとえルーニーにボールがはいっても完全孤立です。もうゲームプラン自体が不自然。まだサイドから繋いで持っていくのだったらまだわかるんですけど・・・。

2.MFの負荷の高さ

そう、特にジェラードとランパードの守備への負荷がとてつもなく高かった。どっちかが前線に残ればまだ良かったんでしょうけど、その辺の役割分担がうまくできてなかった気がします(ジョー・コールも含めて)。全員で下がって守備、で、ロングボールであげといてみんなで上がる(笑)。おまけに前線にボールが収まらない。これの繰り返し。アホみたいです。あれじゃ疲れますよ。

3.ルーニー退場劇

慣れないシステムで、自分の特徴を全く活かせない仕事を延々とやり続けさせられたら、そりゃ〜ルーニーはキレますわ(笑)。おまけに相手のセンターバックはチェルシーのリカルド・カルバーニョですからね。特徴は知り尽くしてますよ。いくらルーニーでも無理無理。キレて退場は相手の思うつぼです。

8年前のベッカムの退場の時は国民から総スカンでしたが、今回はそうでもなさそうです。みんな1トップを採用させられたルーニーに同情的みたいですね。エリクソンのせいとして捉えてるみたい。・・・みんなフットボールをわかってますね(笑)。

挑発したクリスティアン・ロナウドはたぶんレアル・マドリに移籍でしょう。あれはさすがにファーガソンも怒るでしょうね。あんなことやって二人が同じチームに共存できるとは思えません。まあ、ユナイテッドにとってもいいことなんじゃないでしょうか(笑)。ロナウド、プレミア向きじゃないもん・・・。スペインに行って思う存分ボールをまたいでくださいまし。

4.交代の不可解

レノン、効いてましたよね?なんであそこで交代なんでしょうねぇ??カラガーはPK要員???本当にこの人はネガティブ采配ですよね。で、カラガーがPK外してりゃざま〜みろですよね。若手に経験を積ませるのが今回のメンバー選出の狙いなのだったら、そのままレノンにPK蹴らせても問題ないのに・・・。まったく使わなかったウォルコットといい、訳わかりませんよね。

5.ランパードの不調

今回ランパードは一回もボールがネットを揺することはありませんでした・・・・。ちなみにY氏によるとランパードがPK外したのはプロになって初めてだそうです。それにしてもこのゲーム、ランパードとジェラードが外しちゃったらもうどうしようもありませんよね。けどねぇ、結局守備要員としてアンカーに抜擢されたハーグリーブスが一番この試合で輝いてたっていうのも・・・皮肉なもんです。

イングランドの試合って切ないんですよね。普段プレミアを中心にテレビ観戦してるんですが、あれだけアグレッシブに活躍している選手達が代表でエリクソンのシステムにはめられると途端に窮屈にみえてくるんですよね・・・。エリクソンは今回で終わりですが、まあ後継のマクラーレンもこの路線の継承ですから次のユーロもダメでしょうね(笑)。イングランド・ファンの方は覚悟しておいた方がイイですね。日本の「オシム」みたいにリアプールのベニティスとかいいと思うんですけどねぇ・・・・。

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フランス1−0ブラジル

得点者:

<フランス>

アンリ(アーセナル)

ブラジルが負けるならここ!って思ってましたが、まさにその通り。フランスはプラン通りのベスト・ゲームを出来たんじゃないでしょうか。フランスはスペイン戦以降どんどん良くなってきてます。優勝ありえますよ、ここは。ちなみにスカパーの予想番組がフランス優勝を予想してましたが、その時は「そんなわけないジャン!」ってバカにしてましたけど・・・・さすがスカパーさん、恐れ入ります・・・・。

ブラジルも結局いいところひとつも見せずに終わりましたねぇ(笑)。ブラジルで終始ベストなプレイをしていたのはゼ・ロベルトとジダだけでした。ここもシステムの不具合が原因でしょうね。ロナウジーニョを中心に考えるのなら、もっと俊敏なFWを固定すべきだったと思います。結局ブラジルはバルセロナじゃないんですよね・・・・。

バルセロナは完全にロナウジーニョのチームです。彼には戦術的にディフェンスをしなくていいことになってます。彼を活かすためにエトーまでがマン・ツー・マンのディフェンスでサイドまで流れたりしてますから。 だからこそ、あのパフォーマンスがあるといっても過言ではありません。

結局個人の力というのは大事なんですが、それを活かすも殺すも全てはシステム、戦術および選手の起用の仕方なんですよね。どこに比重を置くか・・・。だからサッカーにおいて監督というのは非常に大事なんです。

守備的な戦術を好む現実主義、94年の優勝監督のパレイラですが、結局攻撃に関しては夢を見続けてしまったんですよね。ロナウドに夢を託しすぎた。シシーニョとロビーニョを先発に使っていたら・・・・。まあ後の祭りですが。

2006/07/01

ワールド・カップ20日目(クオーター・ファイナル突入)

準々決勝レビューの前に日本代表監督の話。

前提として、僕はオシムが好きである。代表監督をやってもらいたいと思っている。その前に大宮アルディージャの監督やってもらいたいが。

大問題はやっぱりJFA。戦犯の張本人は川渕。責任取るべきだ。「失言」で済まされるほどトップというのは甘いのか?今回の完敗という結果の4年間の総括もままならず、いってこいな確信的発言は許されるものなのか??どうせ、古巣の古河電工だから先輩のいうことを聞きやがれ、ということなんだろうか???

昨日JFAの技術委員長の田嶋氏が決勝までのワールドカップの視察予定を急遽切り上げ、オシムさんとジェフとの3者会談のため帰国した。技術委員長たるものが名だたるプレイヤーがこれからしのぎを削るという準々決勝以降を生で見ないというのはなんたることだ!!で、当の川渕キャプテンがなにをしているかっていうと「オフ」なのだそうだ・・・・。もう無茶苦茶である。

クラブを軽視する国にサッカーは育たないと思う。川渕の奴「基本はJリーグ」と言いながら、シーズン途中で監督を引っこ抜くってどういうこと?ジェフのサポーター、そして巻き込まれたオシムさんの気持ち、お察しいたします。こういうことしたいのなら、Jリーグをはやく世界と同じ標準の8月末開催にしろ!そうしたらこの時期にJリーグの監督と交渉してもいいよ。大体あんな暑い時期にサッカーやらせるな!!!

挙句の果てに今日見た民放のキャスターのコメントがこう。

「こんな非常事態に協会とクラブがもめてるなんて。なんとかしてもらいたいですね」だって!!!????

この国の代表至上主義にはホトホト呆れます。そういう奴に限って日本代表以外の試合なんて見てないんでしょ?Jリーグなんて見ないんでしょ??スタジアムに足を運ばないんでしょ?????こりゃ勝てませんわ。

何度も言うが、クラブあっての代表ですから。選手や監督やスタッフに給料払ってるのはクラブですからね。このまま物事が流れて既成事実になっていくのが凄くイヤだ。

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QUATER FINAL

ドイツ1−1アルゼンチン (4 PK 2)

得点者:

<ドイツ>

クローゼ(ブレーメン)

<アルゼンチン>

アジャラ(ヴァレンシア)

アルゼンチン、ここで敗退。ペケルマンのネガティブな守備志向の選手交替が仇となりました。リケルメを下げた時点でドイツの選手はほっとしたと思う。あそこでもっと攻撃的なメッシとか入れてこられたらホントイヤだったろうなぁ・・・。どんな名将でもあの異常なアウェイの雰囲気の中では采配を誤るんですねぇ・・・・。

ドイツって大柄で不器用な感じがしますが、やっぱり上手いよね、当たり前ですけど(笑)。「ゲルマン魂」という精神論だけで語られることが多い国ですが、どんな状況でも基本の「3角形」がきっちり出来てるもんね。それとビックリしたのがPK戦。蹴った4人、誰にも迷いがなかった!!!こういうのが強豪国の伝統であり文化なんだろうなってあらためて感心しました。

非常に面白いゲームでした。基本的には相手の良いところを消していく両国の特徴が思う存分でてましたよね(特に前半)。まあ、それをどう捉えるかですな(笑)。

PKを失敗して髪を掴みまくって悔しがったカンビアッソ。・・・・大丈夫????

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イタリア3−0ウクライナ

得点者:

<イタリア>

ザンブロッタ(ユベントス)

トニ(フィオレンティーナ)×2

イタリア完勝。しかしまあ、どうしてこうもボールが最終的に青いシャツの人達にひっかかっていくのだろうか???非常に不思議である。イタリアの誇るカテナチオ。へなちょこチームのいちディフェンダーとしてちょっと真剣に研究してみたくなった(笑)。つまらなくてもセリエAをまじめにみてみようかなぁ・・・辛いだろうなぁ(笑)。選手がいくら変わっても監督が何人も変わってもこのスタイルだけは何十年も全く変わらない。マザコンのイタ公の遺伝子には守備かくあるべき、というものが脈々と流れているのだ。

なんかの本で読んだけど、イタ公って結婚して家庭を持っても、なかなか独立しないでず〜っと親元にいるんだって。こういう保守的なメンタリティがマゾティックな守りの美学に突き進ませるのだろうか??

ウクライナ、イタリアの2点目の前のビッグ・チャンスに点を入れてれば全然展開違ったのにねぇ〜!!入れるべき時には入れなければならない、というゲームの基本をまざまざと思い知らされた瞬間でした。

準決勝の1発目はドイツ×イタリア・・・・・これって点はいるのかなぁ(笑)。